1969年製。FDB MOBLER社のソファー。
下のIG中でも書いてますがこのソファーがどこの何なのか、めっちゃ気になって探したけど
ハッキリした答えは出ない。1960年代のデンマークヴィンテージはややこしいのです。
「FDB MOBLER」は1940年代に創業のメーカーで最初はモーエンセンが社長?代表?
ウェグナーやヤコブセンもここのメンバーだった時期があって、
今となってはそれぞれの名前がメーカーより先に出てくるから分かり易いけど
じゃあこのソファを誰がデザインしたのかはやっぱり分からない。
修理前はこんな感じ。
今回は生地の話。
張り替えの生地を今回はご指定頂いて新たに取りました。
kvadrat の hellingdal という生地。デンマークの生地です。
日本にも東京に代理店があるけど生地は直接デンマークから届いた。
届いて見てみると発色の良さに驚く。
しかもこれ写真で撮ると全然伝わらない。
↑の張り替え写真は実際に目で見るのと全然違う。別物。
お客様もスマホで一緒に撮ってたので見せて貰うとそっちはもっと紺に近い色で写ってた。
実際は緑がもっと強くてめっちゃ綺麗なんですが…
hellingdalは国産のメーカー生地でよく似たのがあります。
どっちがどっちかは秘密ですが織りの具合とかそっくり。
そっくりというかたぶん似せて作ってるんやと思う。
値段が5倍近く違う。 アクリルとウールの比率も違うけどそれでも高い。
正直、良い生地ではあるけど値段の差を考えると勿体無いかも…と思ってた。
安い方で張ってもそんなに差無いんちゃうかな、って。
実際は全然違った。それだけ高い価値は十分あるわ、これは。
ほんとに発色が全然違うかった。
しかも実際に肉眼で見ないと良さが伝わらないあたり、何とも素敵な生地。
海外製になるとそれだけで値段がめっちゃ上がる椅子生地。
柄は珍しくてもそないやな、、みたいのも多いけどやはり良いモノは良い。
今まで通り国産生地がメインにはなるけど、高いから選ぶ人は少なくても
少しづつ面白い生地も取り入れようと思います。
エノキの1枚板が入ってます。長さ2800の幅1000~600、厚みが140くらいある。
元々はとんでもなく立派な立木やったはず。ご神木クラス。
桜花園さんからお話頂いて今は店内に入ってます。
カウンター等でそのまま使うのも良し。
縦に割って2枚でブックマッチにするも良し。
ご相談頂ければ加工します。
そのまま使っても加工しても新たに造ると恐ろしい値段だけど
天板は使われていたリメイク品なので格安です。削って再塗装すれば新品です。
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