2014/12/28

本年度ラスト製作。

―年末年始 営業のお知らせ―

12月29日(月)~1月7日(水)まで年末年始休業となります。
年始は1月8日(木)からの営業となります。
ご迷惑お掛け致しますが宜しくお願い申し上げます。

31日からは例年通り、奥さんの実家、高知に行ってきます。
年始は8日からですが5日くらいからはボチボチやっているはず。
オーダーや修理のご相談などありましたらお気軽にご連絡下さい。

ってなわけでまだまだ作業は終わりません。
30日に納品のオーダーダイニングセットの仕上げ中。

年末でバタバタするくらいに注文頂ける事に感謝。

バシッと納めて気持ち良く締め括るべくやっとります。


























1年を振り返ってみて、やはり今年は息子誕生に尽きます。

何事も経験しないと、その状況に身を置いてみないと本質は何も分からない。
変化がある毎に思い知らされる。

想像だけで分かった気になったり、そんなもんやろ、と思っていたこと。
なるほどな、と思う。 全然違うな、と気付く。

若い時に親とか先生とか年配の方がかけてくれた言葉とかね、

何を偉そうに。言われんでも分かっとるわ。

そう思っていた事も、なるほどな、そういう意味やったのか、と思うわけです。
子供が出来てたくさん色んな事を考えた一年でした。


一方で変わらないモノもたくさんある。それにも気付く。

前にも書いたような気がするけど、

学生から社会人になったら適当な自分もさすがにちゃんとするやろ。と思っていた学生時代。
結婚したらさすがに真面目になるやろ、と思った結婚前。
好きな事を仕事にしたらさすがに仕事もっとちゃんとするやろ、と思う脱サラ前。
独立して自分の店になったらこれはもう馬車馬のように働くやろ、と思う独立前。

子供ができたら人が変わったように真面目になるやろ、と思いますやん?
期待しますやん?自分に。

まぁ人というのは変わらないのです。

いや、ちゃんと働いてるけどね!
もっと自分がビックリするくらい劇的に変わるのでは?って期待してみても
変わるわけない。僕ですから。

それでも独立して2年が過ぎ、3年目に入れました。
今年もたくさん家具造って、直して。ありがとうございます。

劇的な変化は望みません。
お洒落な店だと有名にならなくてもいい。なりたいけども。

造って欲しいと言って下さる方がいて、
ちょっとこれ直して、って持ってきてくださる方がいて、

造る事、直す事で喜んで頂ける。

これからもそうやって、シンプルに少しづつ進んで行けたらと思います。

























今日、うちでも取扱いしてます某メーカーさんの新しいカタログが届きました。

新シリーズの椅子がめっちゃ良さそう!
ここの家具を全部揃えて、展示場造って、家具を売りたいな、って少し思った。
こういうメーカーで、商品の開発とか製作とか、してみたいな、とも思う。
自信をもってお勧めできる商品。

んで今日も自分で家具を造る。

個人規模だとあんな家具をあの値段(っても高いけど)で造ることはできない。

じゃ何を造る?

オーダーでしかできない事がある。

サイズも、色も、木の種類や張生地の種類、自由に選べる。
木材の耳を残して風合い出したり、
座る人数と椅子の組みあわせ、部屋の大きさを考えて脚の形を変えたり。

木の削り具合、肌触り。 

相談しながらベストの形を見付けていく。

メーカーが造る素晴らしい家具、それぞれにお勧めできるポイントがいくつもある。
でもそれはたくさんの中からどれかを選ぶ作業。
一緒になって理想の形を探して、形にできるのはオーダーだけ。

古い家具と合わせたり、今使っている家具をリメイクして合わせたり、
全部が全部オーダーで造る必要なんか無くて、メーカーの家具と合わたり。

トータルで上手く合わせていく為にオーダーを利用して貰えたらいい。
自分の造る家具を売り込むんじゃない。自分の造りたい家具を造るわけでもない。

そう考えると造るべきモノの形、どういう店でありたいかが少しハッキリしてきたように思います。









































応援して下さる方々、気にかけて下さる方々、
星の数ほどあるオーダー家具屋の中から選んで頂いて、注文して下さるお客様。
椅子壊れたから直してやー、とフラッと寄って下さるご近所のお客様。

顔と名前を覚えるが相変わらず苦手だったり、
連絡無精・出不精でなかなか顔を出せなかったり、

相変わらずグズグズしたヤツですが皆様に感謝しております。

今後ともどうぞ宜しくお願い致します!

良いお年を!!







 〒586-0021 大阪府河内長野市原町4-1-30
 TEL 0721-53-6505 
 FAX 0721-55-1025
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2014/12/23

答え合わせ

―年末年始 営業のお知らせ―

12月29日(月)~1月7日(水)まで年末年始休業となります。
年始は1月8日(木)からの営業となります。

12/28(日)は営業しております。12/27(土)は納品の為不在となります。
申し訳ございませんが宜しくお願い申し上げます。


とは言え、31日~3日までの期間以外はちょこちょこお店に来ています。
もしご来店の予定があればお電話、またはメールでお問合せ下さい。


祝日なのをすっかり忘れていたのに昨日気付き、
火曜日だけど今日は開けてます。明日が変わりにお休みです。

ほんと気付いてよかった。
今日はたくさんご来店頂き、オーダーの注文も頂きました。

リメイクの箪笥やソファもお買い上げいただきました。

ありがとうございます!


さてさて! 発表されました。

152回芥川賞候補作。

・上田岳弘 『惑星』(『新潮』8月号)
・小野正嗣 『九年前の祈り』(『群像』9月号)
・小谷野敦 『ヌエのいた家』(『文學界』9月号)
・高尾長良 『影媛』(『新潮』12月号)
・高橋弘希 『指の骨』(『新潮』11月号)

4つ的中! 過去最高。どや!

なるほど、山下さんを外してきました。
ちょっと間を空けて良作を出した時に取るパターンのやつ。前回の柴崎さんみたいに。

文學界からゼロはないやろー、と言ってたら小谷野さんぶち込んでくるとは!
小谷野さんは小説畑の人ではないけど有名な作家です。
著書が山ほどあるし、「もてない男」はベストセラー。

新人ちゃうし有名やんけ!と言いたいとこですが、「ヌエのいた家」は凄く面白いです。

今回は受賞予想がすごく難しい。
「指の骨」「影嬪」は難しそうだけど。どれも可能性無くはない。
本命は「九年前の祈り」だと思うけど、また年末年始で読み直してみます。


noodlesがアルバムを出しました。相変わらず、最高です。大好き。
結成20年だってさ。
十数年もずっとお気に入りのバンドとかになるともう自分の中での良し悪しはあっても
客観的には全然分からんよね。
最高でしょが!ってお勧めしてもあんまリアクションが良かった試し無し。
僕にとってはスペシャルなバンドです。

新曲


このへんのアルバムは全曲最高。




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2014/12/13

第152回 芥川賞候補作予想

12月も半ば。

2014年の下半期もそろそろ終わり。

6月と12月恒例の 『第152回芥川賞 候補作予想』

下半期の文芸誌を引っ張り出して、朝からペラペラやっております。



























相変わらず「すばる」は嫌いだから買ってない。

さくさく行きます!

取りそうな所から。

小野正嗣は
 「お見舞い」 文藝 秋号
 「九年前の祈り」 群像9月号
おそらく下が候補入りするはず。

山下澄人
 「アートマン」 文學界8月号
 「ルンタ」 群像7月号
これは難しいけどルンタは芥川賞にはちょっと長い、220枚。
でもたぶん下。

ここからが難しい。
とりあえず可能性高そうなのをピックアップしてある程度絞ると、

「断貪サロン」      谷川直子 文藝秋号
「股間の大転換」    木下古栗 文學界11月号
「じゃあぼ」        鈴木善徳 文學界12月号
「惑星」          上田岳弘 新潮8月号
「指の骨」         高橋弘希 新潮11月号(新人賞)
「影姫」          高尾長良 新潮12月号
「蜥蜴」          谷崎由依 新潮12月号
「泥棒」          滝口悠生 群像11月号

このへん。

新人賞だけど選評でべた褒めの「指の骨」は入りそう。戦争文学。

「影姫」はちょっと異質。
「惑星」はSF要素が入ったちょっと変わった書き方。
このへんが候補に入るか入らないか、が難しい。
難しい事だったり新しい事やってるんだけど読みやすくはないし、
面白いかというか面白さのベクトルが違うヤツ。
つまり候補に入りやすいやつ。

真正面から読みやすい文学を書いてるのは「蜥蜴」「泥棒」あたり。

何となくだけど「指の骨」が入れば「影姫」は入らない気がする。逆もしかり。

というわけで、

小野正嗣 「九年前の祈り」 群像9月号
山下澄人 「ルンタ」      群像7月号
上田岳弘 「惑星」       新潮8月号
高橋弘希 「指の骨」     新潮11月号
谷崎由依 「蜥蜴」       新潮12月号

これでいこうと思ったら文學界から候補がない。
新潮から3つはまずないだろうから、、山下を文學界の方に変えたいけど、
「ルンタ」は受賞本命な気がするから変えれない。

ここ30年くらい候補者が男性、女性、どちらかだけに偏ったことはないので
女性を入れたい。
ってなると「指の骨」を外して「影姫」を入れて、
文學界がないんだな。「ヌエのいた家」を入れたいけど小谷野さんの経歴的に新人じゃないし。
というわけで数当てに行く方向で「指の骨」も入れよう。どっちかは当たるし。

第152回 芥川賞候補作予想は↓で!

小野正嗣 「九年前の祈り」   群像9月号
山下澄人 「ルンタ」        群像7月号
上田岳弘 「惑星」         新潮8月号
高尾長良 「影姫」         新潮12月号
高橋弘希 「指の骨」       新潮11月号


「九年前の祈り」or「ルンタ」 どちらかが受賞します。
予想はまた候補作が発表された後で。

好きだったのは「泥棒」と「股間の大転換」
それ以外だと↓が好きだった。
 
小谷野敦 「ヌエのいた家」
小林信彦 「つなわたり」


だいたい例年2個くらいしか当たらないけど、今回はどうなるか。
候補が出たらまた読み直します。



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