used家具とorder家具、更新しました。
更新作業、やり方を教えて頂いて、ボツボツやってます。
新しい事を勉強して、ちょっとづつ出来ようになる。過程が楽しいです。
写真が残っていたモノは更新したので、
これからは納品したオーダー家具、新しく修理した中古家具をその都度載せていきます。
写真の撮り方ももっと勉強せんとな。。
明日、17日は芥川賞の発表日です。
読み直すとか言うてた候補作、ザックリ読み直した。暇か。
■第149回芥川龍之介賞 候補作品
いとうせいこう『想像ラジオ』文藝春号
戌井昭人『すっぽん心中』新潮1月号
鶴川健吉『すなまわり』文學界6月号
藤野可織『爪と目』新潮4月号
山下澄人『砂漠ダンス』文藝夏号
まいどの事ながら、候補作予想も受賞予想もほんと難しい。
書いてるうちに全部受賞しそうな気がしてくる。
●いとうせいこう「想像ラジオ」
著者は有名人で、内容は震災関連ということで話題性もある。
参考になりそうな三島賞での選評を読んでみると、
選考委員5人中、積極的に評価してる人は誰もいない。
選評全体の印象は、
「(文学としては)ちょっとナイーブ過ぎる、狙いすぎな感じ」
ってとこでしょうか。
この作品は舞台が震災後の世界、死と想像力がテーマ。
このテーマで物語を書けばメッセージ性はどうしても強くもなるし、そりゃナイーブにもなるでしょ。
それを文学作品批評の舞台に乗せちゃうと、やり過ぎ、狙い過ぎ、になるのも当然。
なので受賞はないと思う。 でもほんと良い本です。
もし受賞したら「全然新人ちゃうやん!」も含めて、色々と面白いけど。
次に戌井or山下。
戌井さんが4回目、山下さんが2回目。
前々回(147回)は両者ともに候補に上がるも受賞ならず。
その時と今回、選考委員は同じ。とりあえずその時の選評を見る。
戌井さん、僕は大好きだった「ひっ」をボロクソに言われてます。誰も推してない。
山下さんの「ギッちょん」は小川・奥は褒めてるけどまぁ初めての候補だし、みたいな。
戌井さんはそれ以前の候補作「ぴんぞろ」「まずいスープ」はそんなに評価悪くない。
それに比べて「ひっ」がイマイチだったから評価が辛くなる。
この辺が賞レースの面白いところで、
いわゆる「これで取らすの?前の方が良かったのに?」パターン。
そうこうしてるうちに「今更新人?」になって候補からもフェードアウト。
最近だと柴崎・ナオコーラ・本谷・舞城・星野らへんのパターン。
●戌井昭人「すっぽん心中」
読み直したら内容と、候補の予想に入れてなかった理由も思いだした。
短い。文芸誌で20ページ。原稿用紙で70枚弱。
内容は、家出少女と一緒に「金になるかも!」って川ですっぽん捕って
すっぽん料理店に売りつけようとして失敗するお話。途中にセックス。
うん。無理やろ。 戌井さんのグズグズした雰囲気、僕は好きですが。
●山下澄人『砂漠ダンス』
これより「歌え、牛に踏まれしもの」が良かったと思う。
なので推せません。 砂漠ダンスは僕にはよく分からんかった。
というわけで、今回の受賞作予想は
藤野可織 「爪と目」 でいきます。 (言い訳用の第2予想は「該当なし」で)
候補2回目。
前回の選評を見ると積極的に反対してる人もいないし、
単純に良い小説だと思う。
そもそも候補作予想で自分が良いと思って挙げた3つが
「沈むフランシス」
「歌え、牛に踏まれしもの」
「爪と目」
残ってるのは「爪と目」だけなんだから正直に。
藤野さんのブログ 「近眼地獄」も面白いよ。
よし!寝る! 明日楽しみ!
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