USED家具、少し入りました。
どちらも先日テーブルとソファをお買い上げ頂いたお客様からご厚意で頂いたモノ。
お引越しの際に不要との事でしたので引取りに行かせて貰いました。
修理代金のみで販売しています。
上の小箪笥は汚れ落とし・キズの補修・部分塗装で¥23,100
天板部分が籐とガラスになってます。
←のセットは椅子の組み直し・磨き・傷補修
セットで¥16,800
捨てられるはずの家具だって修理すれば、
またどこかで喜ばれて使われるかもしれない。
捨てるはずだったお客様と、それを買って頂けるお客様、
ついでに修理する僕も、合わせて
少しづつハッピーを分け合えたらいいな、と思います。
USED家具、まだ少しあるのでボチボチ修理してお店に出していきます。
しかし、暑い。
昨日は久しぶりに恵みの雨。土砂降り。今日はコンフェデの影響? いや、たぶん関係ないけど
なぜかお客さんが少なくて、1人で作業に没頭。
長さをカットしてリメイクのご依頼。
ご自宅にお伺いして実物を見ると、、
なかなか簡単にはいかなさそう。
テーブルのカットならスパーンと切ってくっつけたら終わりかというと、、
そういう場合もあるけどなかなかそう簡単にはいかんのです。
今回はご予算の都合もあって再塗装はしません。
再塗装もありならやり方も全然変わります。
ちょっと詳しく。
天板はフラッシュ構造。
枠組みを作って、突板(木材を薄く削った板)を張り付けています。
無垢材なら切った所(小口)を整えて塗装したらOKだけど
この場合それができません。
何とかキレイに仕上げる方法を考える。
お見積りでお伺いした時に気付いていたんですが、
この家具はいわゆる市販のモノではなくて
オーダーで作ったか、家具職人さんが作ったか、
とにかく1点もの。
キッチリ作ってあるんですが、
天板がどうやっても取れない…
無理にはがして割れたり、突板がめくれると
再塗装しないとキレイにならない。
悩んだ結果、そのまま加工することに。
抽斗1つ分の所でカット。
オーダー家具の場合、もし失敗してもまた作り直せばいいんだけど、
修理はそうはいかない。
一回失敗したら同じモノはもうない。
慎重に。
どうやって組み上げるか計算しながら。
カットした部分、使わないとこを外しました。
ばらしていくと、作った人の事が色々分かる時がある。
特にこういう1点モノは作った人の個性や性格が出る。
なんでこういう作り方にしてるのか。
修理しながらは勿論、
最初の見積もりの時から考えます。
簡単にできると思っていざ作業を始めたら、
「あー、なるほど…えらい事や…」
ってならないように。
足元の貫を外そうと思ったら隠し釘が入ってた。
気付かず引っこ抜くと割れます。
もし割れたら当然直さないといけない。
今回は再塗装はしないから補修して接着しても後が残る。
割れた部材を作り直してもそこだけどうしてもキレイになっちゃって目立つ。
気付いてよかった。
長さをカットして、同じ寸法でホゾを作る。
途中で気になったのがこれ。
ホゾ穴が
ちょっと左寄り
なんで真ん中じゃないんやろ。
理由は分かりません。。
天板の小口も色々加工して、
その他いろいろ工夫して、
組み上げて完成。
サイズ小さくするだけやけど
意外と大変でしょ?
今日のBGMは 1910 Fruitgum Company
1910 Fruitgum Company / 1-2-3 Red Light
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