Death Cab For Cutie - The New Year
2013年、あけましておめでとうございます!
今年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
さぁ!今年もボチボチと。 やっていきます。
営業は5日(土)からです。
年末、年始は例年通り奥さんの実家、高知県でゆっくり。
帰りに実家に寄って、愛犬とも久しぶりに遊んで帰宅。
今日は1日家でゆっくり、、何してるかと言いますと、
文芸誌を引っ張り出して芥川賞候補予想。
↓の候補に絞って、再読。
(以下、家具の事はまったく関係ありません)
余談ですが、(この話題自体、ぜんぶが余談ですが)
「芥川賞」というのは言わずもがな、「文学新人賞」でして、
新人賞なのになぜ他の文学賞よりも注目されるのか?
歴史とか出版社の思惑とか色々あるんでしょう。よく分かりません。
面白い本を探すなら「大江健三郎賞」が一番かもしれない、
新人賞も「三島由紀夫賞」もあったりして色々なのです。
個人的には、「予想するのが面白いのが芥川賞」です。
作品も勿論、選考過程も含めて面白い。
芥川賞には選考委員が現在9名いまして、勿論有名な作家さんなのですが、
作家が新人作家の作品を読んで、○×△付けて、みんなで話し合って決めます。
これをバンドで例えると、面白さがちょっと伝わるような気がする!
と最近思ったのです。
井上陽水、坂本龍一、中島みゆき、サザン桑田、奥田民夫、
古典的なロックに固執する重鎮が、前衛的な新人バンドの受賞を機に委員を引退したので
代わりに入ったのがくるりの岸田、アジカン後藤とか
メンバーは誰でもいいんだけど、
そんなメンバーが最近の新人バンドについて話合う。
「こいつら良くね?」 「いや、そいつらだったら前のアルバムのほうが断然良いよ」
「いや、その前にこいつらはロックじゃねーからダメ」
とかとか話合って新人賞を決める。面白そうでしょ?
あの人は自身の音楽性からしてあのバンドは推せないだろう。とか。
おもいっきり個人の好みも出るし、裏側の泥臭いのとか、予定調和的なものも色々あったり。
それに対して新人が「あんな爺に何が分かんだよ」とか拗ねちゃったり。
そういう意味で選考委員に石原慎太郎がいるのは面白かった。
どれを推すかも読みやすかったし。
絲山秋子さんの受賞時のコメント
曰く、芥川賞は「靴下についたご飯粒」のようなものだと。
その心は、「とれないと気持ち悪いけど、とっても食えない」
なるほど。
で、いつもは候補出てからの受賞予想を(1人で)してたんですが
今回は候補も予想してみようと思いまして。1人で。
どれくらい当たるのか、楽しみ。
<第148回 芥川賞 候補作予想>
広小路尚祈 「田園」 (すばる7月号)
舞城王太郎 「美味しいシャワーヘッド」(新潮8月号)
大森兄弟 「わたしは妊婦」 (文藝冬号)
高尾長良 「肉骨茶」 (新潮11月号) 新潮新人賞
山下澄人 「トゥンブクトゥ」 (文學界12月号)
本命は「田園」 広小路さんは候補に上がれば3回目。
対抗は舞城さん。
毎度ありがちな「これで取るなら前ので取れよ」なので難しいか、
とは言え強い本命がないから、ここらで舞城さんという落とし所の可能性も。
前回が鹿島田さん、その前が円城・田中、受賞なし挟んで、朝吹・西村
わりと固いところで来てるのでここらで
話題性で高尾さんというのも面白い気がするけど、ないかな。
「個人的には最も面白く読んだ作品」 っていう選考委員がよく使う言葉だと、
門脇大祐 「黙って食え」、二瓶哲也「最後のうるう年」が面白かった。
どちらも候補には上がらないと思う。
昨年一番よかった本は
三木卓 「K」です。
これは誰にでもお勧めできます。
長文失礼致しました。
候補出たらまた予想します。
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