低空で飛行しながら少しづつ上昇するのって凄いエネルギー要るよね。
いっそ急上昇してなだらかに下降するほうが楽そう。
知らんけど。
今日からお店も開けています。
年末がバタバタだったのでやっとこさ大掃除。
端材が山盛りになってきたので焚き火会で燃やしてしまおう。
明日は早速ですが奈良行って、和歌山行っての強行軍の為不在です。
スイマセン。 土日はずっと居てます。
納品や引き取り、見積もりで外に出てしまうと店を閉めないといけない、
ジレンマに苦しんでいたわけですが、
今春からもしかしたら!助け舟が! というお話も頂いて嬉しい限り。
まぁゆっくりやります。
そろそろ芥川賞の発表です。
年始でちょこちょこ読み直してみました、候補作はこちら。
152回芥川賞候補作。
・上田岳弘 『惑星』(『新潮』8月号)
・小野正嗣 『九年前の祈り』(『群像』9月号)
・小谷野敦 『ヌエのいた家』(『文學界』9月号)
・高尾長良 『影媛』(『新潮』12月号)
・高橋弘希 『指の骨』(『新潮』11月号)
今回は難しい。
けど本命、対抗、大穴、みたいな予想はほんとつまらないので言い切ります。
経歴とか候補回数を考えると『九年前の祈り』かな、と思ってたんだけど、
読み直した結果、たぶん取れない。
選評にもあったけど、上質な小説です。純文学らしい、質の良い作品。
けど得てしてそういう作品は取れない。新しくないから。
僕はそういう古典的な純文学が好きだけど。
『影嬪』は無いです。高尾さんは作家を続けるなら近いうちに取ると思う。
『ヌエのいた家』もない。直観的に。
今回はたぶん選考が長引きます。
飛びぬけてコレってのが無いのと、
『惑星』を強く推す人。反対する人がいるはず。
『惑星』は面白いんだけどSF要素が強すぎるから評価が分かれる。
最近の新人作家の中では飛び抜けてる。新しい。
『指の骨』も絶賛されてるんだけど、これはまたちょっと違って、
新潮新人賞の時に川上さんが選評に↓って書いてるんだけど、
物語内容を超えて、小説を構成するもののすべての水準が極めて高い。
とりわけ描写と比喩は秀逸である。
新人で若い作家が戦争文学をリアルに書ける、そこが評価されいて、
この人が書いたことが評価されている小説。
新人じゃない年配の作家がコレを書いていたとしたら?
そう考えると、自分しか書けない世界観のある『惑星』と比べた時にこっちが取る可能性は低い。
だから2択です。
『惑星』 か 『該当なし』か。 それ以外は無いと思う。
結果は反対する選考委員を振り切っての
上田岳弘 『惑星』 が受賞。 だと思う。
僕は上田さんの小説が好きではないです。むしろ苦手。
古典的なのが好きなんや!
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