いつもは余った椅子生地で張ったりしてます。
そうすると生地代金が不要だから安く出せるので。
その分、選べる生地に限りがあるから難しくて、
今回は綺麗な椅子だったので生地も買ってきました。
US産 ヴィンテージ生地。椅子用ではないですが。
椅子生地に比べると薄いので摩耗には弱いけど
生地自体の強度は張り職人お墨付きなんで大丈夫です。
¥16,800(税込)
1脚しかないのが残念やけど、お勧めです。
他のもHPに載せました。売れちゃったのもあるけど。
今年もちょっとづつしか動けないけど、ボチボチ進んでいきます。
明日、1/12(日)は午前中に見積もりがありまして、
12時頃にOPEN予定です。
申し訳ありませんが宜しくお願い致します。
さぁさぁ、
大150回芥川賞の発表が近づいてました。
候補作予想を凡ミスで忘れてたからあんまりやる気が出ません。
読み直しもしてません。
候補はこの5作品。
いとうせいこう 「鼻に挟み撃ち」 『すばる』12月号
岩城けい 「さようなら、オレンジ」 『太宰治賞2013』
小山田浩子 「穴」 『新潮』9月号
松波太郎 「LIFE」 『群像』7月号
山下澄人 「コルバトントリ」 『文學界』10月号
「さようなら、オレンジ」は未読です。
太宰治賞を受賞して既に発刊されています。
受賞を予想するには色々なファクターがあって、
内容は勿論なんだけど、その辺は専門家じゃないと判断が難しい。
とはいえ、選考委員それぞれの好みにも左右されるので、
その作品への書評、選評は重要。
それと過去に候補になってる場合はその時の選評。
ここまでは作品自体への評価だから分かり易い。
あとは、発刊される場合の発売日も大事。
芥川賞受賞作! で発売できるかできないか。
出版社にとっては大問題。
今回は「さようなら、オレンジ」以外はまだ出てません。
「穴」と「LIFE」は狙ったように1月末に発売予定。
「鼻に挟み撃ち」と「コルバトントリ」は未定。
その辺も踏まえて、考えてみる。
個人的な感想や好みは省いて。
・いとうせいこう 「鼻に挟み撃ち」
前回の「想像ラジオ」でサプライズ候補入り。
25年前に文壇デビューしててブランクはあれどなんで今さら芥川候補に?
と思ったらまさかの2回連続で候補入り。
これは、、取るでしょ。
前回の選評、否定的な意見もあるけどそのほとんどは「テーマ」が原因。
真っ向から否定するような選評は無かった。
・岩城けい 「さようなら、オレンジ」
読んでないから内容も何も知りません。
太宰治賞の選評を見てみると、小川洋子さんがべた褒め。
小川さんは芥川賞の選考委員でもあるので当然推すでしょう。
・小山田浩子 「穴」
昨年の三島由紀夫賞に前作「工場」がノミネートされています。
受賞はしなかったけど、その時の選評を読み直すとおおむね良い評価ばかり。
選考委員でかぶってるのは川上さんだけ。そこまで推してないけど良い感触。
・松波太郎 「LIFE」
群像8月の創作合評
「小説におけるユーモアやギャグの観点から見た場合、この作品の美点は
物語内容ではなく言葉の表面的な技術で笑わせるところにある」
合わせて町田康をその名人だと語っています。
笑える、っていう方の意味で面白いし、すごく上手い。良い小説。
4年前に一度候補に挙がって、ボロクソ言われてます。
ちなみに町田康も受賞はしたけど賛否が極端に分かれてます。
宮本、村上あたりは酷評する予感。難しいと思う。
・山下澄人 「コルバトントリ」
前回に続いて3度目の候補。
選評を振り返ると、小川・奥泉は2度とも推してます。
前回、他の委員は否定的。
“わたし”の人間性を描こうとはしていない。
去年の選評で使われた言葉。そこが特徴で肝になる部分。
独自のスタイルと世界観、山下文学として確立してると思う。
新しい試みともいえるけど、その方法論自体が否定された場合、
いくら質が上がっても難しいと思う。
ブレる事なく、同じ方法論でここまで昇華したか! と思わせないと難しい。
と、いうわけで、山下&松浪を候補から外します。
「さようなら、オレンジ」は未読だから考えない事に。
色々考えるとやっぱり、いとうせいこうは鉄板やと思う。
前回酷評している選考委員もいないし、30年選手やからそりゃ上手いし。
昨年後半から誌面にもたくさん出てるし、
過去作と合わせて売りたい、っていう業界の思惑もありそう。
前にも書いたけど、wikiによると、
「候補作の絞込みは日本文学振興会から委託される形で、
文藝春秋社員20名で構成される選考スタッフによって行なわれる。」
絞るのは作家でも評論家でもない、業界の方々なのです。
選考委員は挙がってきた5作品を比べて、真摯に評価する。
「芥川賞は対象となる作家を「無名あるいは新人作家」としており~」
ブランクはあれど既にベテランのいとうせいこう。有名人だし新人じゃない。
なんで対象に組み入れたのか。
どうしても捕らせたいんだと思う。
ただ、いとうせいこう1人が受賞だと座りが悪い。
そこで内容的には申し分のない、
小山田浩子 「穴」も受賞すると思う。
ダブル受賞が落としどころ。
いとうせいこう&小山田浩子
で!
当たるかどうかは別として、この予想、作品を読んでなくてもできる。
過去の選評や書評だけで予想できる。バカみたい。
賞レースエンターテインメントとして楽しむのが吉。
「俺の文学論」を元にして、点数付けたり予想しても意味がない。
それはそれで面白いけど。
小山田浩子 「穴」
僕はめちゃくちゃ好きです。
素晴らしい小説やと思うから受賞して欲しい。
松波太郎 「LIFE」 も下らなくて面白い。
「LIFE」と同じ号に載っている
丹下健太「猫の目犬の鼻」も好き。丹下さんの本は全部好き。
綿谷りさ「いなか、のすとーかー」も良かった。
1月号だけど 吉村萬吉「ボラード病」が凄い。
今年は「脱スマホ」で読書量を増やすんや!
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