嬉しい悲鳴。
修理もオーダーも色々頂いてバタバタしています。
平日は不在の事が多くてスイマセン。
明日、明後日も含め、土日は店にずっと居てます。
修理待ちでお預かり中のもたくさん。
自然塗料、オイルも店頭用が無くなったので頼みました。
自然系塗料(オイル)もメーカーによって色々種類があります。
オスモやリボス、アウロなどが有名。
ホームセンターだとワトコならよく置いてあります。
成分や汚れへの耐性など、ちょっとづつ違うんだけど大枠では同じ植物性のオイル。
どれを使おうか、決めるにあたって考えた事。
まず、仕上がりの具合が最優先。
次に手入れのし易さ、汚れへの耐性がクリアできるのが最低条件。
もう1つ、大事なのは値段。
オイル塗装は定期的にお手入れが必要なので
オイル仕上げのテーブルをご購入頂いた場合、オスモやリボス、アウロなどが有名。
ホームセンターだとワトコならよく置いてあります。
成分や汚れへの耐性など、ちょっとづつ違うんだけど大枠では同じ植物性のオイル。
どれを使おうか、決めるにあたって考えた事。
まず、仕上がりの具合が最優先。
次に手入れのし易さ、汚れへの耐性がクリアできるのが最低条件。
もう1つ、大事なのは値段。
オイル塗装は定期的にお手入れが必要なので
オイルも一緒にお買い上げ頂く事がほとんど。
そのオイルもいつかは使い切っちゃう。 手入れは勿論ずっと必要。
お引越しされたり、お店に来れない事もあるだろうから買いやすいのも条件。
けどホームセンターに置いてるワトコは仕上がりと匂い、手入れのし易さにも問題あり。
買い易さも考えて、結局オイルではシェアNo,1のオスモにしようかと思ったんだけど、
高い。 ユーロオイルの2倍くらいします。
0.75ℓの一缶、オスモだと¥5,000くらい、ユーロオイルは¥3,000くらい。
オイルの手入れを半年に一回するとして、
0.75ℓの一缶を適正量で使い切るとでっかいテーブルでも5年くらいかかります。
そこでまた問題。オスモは固まりやすい。
オイルは空気に触れていると膜を張ったり、ドロドロになったりします。
油断してるとカチカチになります。
きっちり密閉したつもりでもわりとすぐに固まる。
5年間使い続けるとなると
もともと粘度が高くて固まり易いオスモは無理かな。。
ちなみにユーロオイルには1回使い切りサイズ(100mℓ)もあります。
¥800くらい。 0.7ℓが¥3,000なのでかなり割高だけど
これなら途中で固まっちゃって使えなくなる心配もありません。
というわけで、
あんまり見慣れないし使っている人も少ないけど、これを使ってます。
店頭には0.7ℓのクリアオイルを置いていますが、100mlも含め他の種類もご注文頂けます。
あとね、ユーロオイルは匂いが良い。
最終候補の中からこれに決めた理由の1つ。 匂いは断トツでトップやと思う。
ついでにもうちょっと塗装のこと。
無垢だからオイルが絶対良いとは限りません。
家具の塗装、大きく分けると、ウレタンorオイル のどちらか。
(細かくは色々あります。漆なんかもそう。ポリウレタンとかラッカーとか。
オイル+蜜蝋とか、ワックスとか。色々あります)
ウレタンは汚れに強くてお手入れも必要ない(メーカー家具の多くはこちら)
オイルは木材を楽しむような感じ。ウレタンに比べると汚れに弱いし、手入れが必要です。
超ざっくり説明するとこんな感じ。
無垢の天板を使うならオイルを! と言いたい所ですが、
一概にそうも言えません。
塗膜でコーティングするわけじゃないので、
例えば醤油をこぼしてそのまましばらく放置すると手入れしていても多少シミになります。
無着色のキレイに削ったテーブル(左)
これにオイル塗装はリスクが高い気がします。汚れも染みがすごく目立つ。
ざっくり削って少し色も入れた天板(右)
こちらはキズや染みが入っても風合いになってくれるのでむしろオイルのほうが良いかも。
木の種類や色合い、削り具合、風合いで合う合わないがあります。
実のところ、塗装の種類で触り心地や見た目(ツヤ感)にはあまり差がないです。
ウレタンでも艶なしで塗ればオイルと同じような仕上げにできます。
オイル塗装で艶有りや着色も可能です。
やり方次第でどうにでもできます。
天然目のテーブルは何十年も使える。
どちらの塗装にしても削ってまた塗装したら新品同様に戻ります。
が!
テーブル天板の再塗装修理でたまにあるご依頼、
天然木のテーブルが染みだらけ。 見てみるとオイル塗装。
ご購入された時に塗装について特に説明はなかったのでお手入れはしていないとの事。
オイル塗装は油をしみこませているだけなので徐々にオイルが抜けていきます。
すっかり抜けると表面についた水分は木材が吸い込み、木目の奥へ奥へ染みこんでいきます。
表面だけなら削ればとれるけど、染みこむと取れません。
修理やっているから分かる事もたくさんあります。
それは新しいモノを作る時に活きてくるはず。
せっかくオーダーで作るなら、塗装の種類も自由に選べるように、
色々考えているのでお気軽にご相談下さい。
焚火が好きな大人と少年。
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