2016/05/22

リメイク椅子追加。サニーデイサービスの事。

リメイク用のダイニングチェアが5脚。入りました。
どれも結構な年代モノ。


























座面はベニアに坊主張りやと思ったら中抜いてウェーピング入ってます。
張り替えと木部修理で¥18,000くらいかな。
後ろ脚の曲げ具合、カッコイイ。






































こっちはメーカー不明の古い椅子。
赤い方はバネ無し。緑はばね入ってます。
こっちは¥13,000くらいになります。

※赤い方、昨日売約済になりました。


どれも生地を選んで修理したら順番に出していきますが、
先に言って貰えたらお好きな生地選らんで頂けます。価格も対して変わりません。

正直言うとこういう椅子はグリーンのモケット張れば早く売れる。
よくある感じ。 よくあるのは綺麗に映えるから。 正解はグリーンのモケット。

けどせっかく1点モノでリメイクやし、店頭に置くなら他にはない感じにしたくなる。
結果あんまり普通は使わないような生地で張ってしまうのですが、
先に言うて貰えたらグリーンのモケットでも良いんです。店に置かないなら。

また変な生地で張ってしまう前に気になる方は連絡下さい。



張り替えを終えて納品待ちの椅子。
さっきのみたいに古い椅子もあるけれど、張り替えの大半はこういう普段使いの椅子です。
国産も海外のもあるけどメーカーさんの椅子。

生地が張ってある椅子、
使い方にもよるけどだいたい15年から20年くらいで張り替えが必要になります。

生地が破れたり汚れたりは勿論、中のウレタン(スポンジ)もへたってダメになる。
ちなみに高い椅子と安い椅子の違いはウレタンにもハッキリ出ます。
同じ固さのウレタンでも高いのと安いのがある。安いのは質が悪いからすぐダメになる。


今回リメイクで出すさっきの椅子、メーカー不明の緑と赤のやつみたいな椅子。
だいたい1940年~1970年くらいやと思います。

家具の歴史はそんなり詳しくないんやけど、
今ある大手のメーカーが家具を量産して販売しはじめたのは戦後高度経済成長期。
戦前に創業してるところもあるけど戦争で一時中断しているので。
カリモクでも国内向けの家具を生産販売したのは1960年代。まだ60年も経ってない。

家具だけじゃなく他の生活用品なんかもそうやけど、
それまでは近くのおっさんが自分で造って売ってた。
いわゆる手工業。何かに秀でてるところなんかは伝統工芸。

「引っ越ししたから箪笥造ってや!」 「椅子壊れたから直してや!」

そんな仕事を全国各地の町工場が請け負って家具を造る、直す。

戦後、家具メーカーがデザインを決めて大きな工場でたくさん造る家具が出てくるまでは
家具は全部そうやって造っていた。
それって全部今で言うオーダーメイドみたいなもの。

国内で大量生産が出来るメーカーが出てきて、今はさらに国外で安く作れるようになって、
いわゆる『安い家具』が出てきたけど

昔、って言っても30年とかそこらでも、「家具は全部高いモノ」 だったんです。

安い家具っていうのは 「そんな高い家具いらんから、釘でバーンで構わんから造ってや」
みたいな依頼におっさんが答えた家具。
それでもおっさんが木削って造ってるわけでそこそこする。
ならもう自分で造ってしまえ!って人もいたと思う。

たぶんそういう家具は壊れるか、元が安いから捨てる。だから残らない。


古い家具は趣きがあって、雰囲気がある。手作りだから。
古くなっても壊れず残っているのは元の品質が良いから。
家具は高いから壊れたら直して、大事に使う。だから残る。


時代が変わって今は「安い家具」がある。

直すより使い捨てにして新しく買うほうが安かったりもする。

レトロな雰囲気を求める人が多いのは、見た目だけじゃなくて
実は品質の良さをどこかで感じているからなのかもしれない。







サニーデイサービスの2ndアルバム 「東京」が出て今年で20年らしいです。
こんな記事が流れてきました。
サニーデイ・サービス全作を振り返る 前編。http://thesignmagazine.com/sotd/sunny-day-service1/

邦楽バンドではトップクラスで好きでした。サニーデイ。
僕は圧倒的に後期の方が好きで、特に解散前最後の3枚
「24時」「MUGEN」「LOVE ALBUM」 が好きだった。

「LOVE ALBUM」 の最後の方、
パレード~うぐいす泣いてる~愛のシーン  この流れ。最高。

曽我部さんソロも好きでずっと買ってた。特に「STRAWBERRY」は死ぬほど聴いた。

ソロになってしばらくしてライブに行ったのです。梅田シャングリラ。
後に曽我部恵一BANDになる若い子をバックに連れて、ソロの曲、サニーデイの曲。
それはそれは楽しそうにやっておりまして。
あれじゃないすか、サニーデイってライブ超下手やったやないすか。
それが何だ、若い子を連れてアホほど楽しそうにハッピーな空気垂れ流し。

あの青春狂走曲を、こんな感じでやるんすよ。




醜悪。クソだ。ゴミだ。

「そっちはどうだいうまくやってるか」 「こっちはこうさどうにもならんよ」

どうにもならん奴が歌うから最高やったんやろが。
見てみろこの頃の顔。どうにもならんやろ。



若い子連れて下北でカフェやってるおっさんが元気いっぱいハッピーオーラ垂れ流して。
醜悪だ。曲に対する冒涜だ。名曲が一気にゴミ曲に変わった瞬間。
二度と聴きたくない。そう思った。

ん、この話前も書いたな。。。


昔の曲を繰り返し聴こう。 この人が今から出す音源は聴かなくて良い。そう思った。

今のサニーデイサービスは別のバンドやと思ってます。

好き過ぎて、想い入れが強すぎて嫌いになる、よくある例。


「ストーミー」 と 「パレード」 が一番好きです。 両方youtubeにないやんけ。

いや、「月光荘」 「夢みるようなくちびるに」 「bye bye blackbird」 も好きや。

「果実」も! 「東京 2006 冬」も。 「96粒の涙」も最高ですよね!



今もこんな感じでやってくれるならすぐに掌返すぞ! 




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