2014/01/04

年、明ける

あけましておめでとうございます。

結局1日以外は毎日お店でごそごそしておりました。

本日4日より営業開始しています。

今年もボチボチと。やります。



昨日、iPhoneのデータを全て消してしまいした。
さすがにそろそろ新調しないとボロボロだから、と思ってバックアップを取ろうとした結果。
全消去。

家のPCの液晶を破壊して以来2年くらい同期もアップデートもせず、
店のPCに何も考えず繋いだところ、初期化。

同じミスをiPod、iPhone合わせて3,4回やってる気がする。
全く学習能力が無い。


とりあえず電話とメールは使えていますので連絡は取れます。




今後はこのような事が無いように、
iPhoneもMac製品も使わない事にします。
完全に逆恨みです。自戒です。

相性が悪いというのか、要領が悪いのか、機械音痴なのか、
データを移行したり同期したり、という作業全般が苦手。

そういう意味では自業自得ながらデータで所有する怖さは身を持って体験しております。
何度も。

iPodに万単位の曲を入れて、バックアップ取ってない状態で初期化した事も。
泣けます。 
アルバム1枚を10分で取り込むとして、1000枚でも10000分=166時間=7日弱
恐ろしい。

自分が悪いんだけどそんなんだからデータ化に否定的です。


話が飛躍して長くなります。


レコードとCD、その他音楽機器と本を家から全部移動しました。
ある意味究極の断捨離。
家はスッキリした。 経験してみて分かった事。 

「断捨離」とは
  モノへの執着を捨てることが最大のコンセプトです。
  モノへの執着を捨てて、身の周りをキレイにするだけでなく、
  心もストレスから解放されてスッキリする。
  必要もないもの、使わないものを手放すことで、
本当に必要なもの、本当に価値のあるものがさらに浮かび上がってきます。

「もったいない」の精神に縛られてしまわないように。
何でもかんでも勿体無いから!いつか使うかも!で溜め込むのは良くない。
それはよく分かる。

本来の断捨離はそういう意味だったはず。
たぶんだけど僕らよりももっと上の世代に向けた話だったはず。

今は何となくだけど、とにかくモノを少なくシンプルに暮らす、みたいな意味で使われる事も多い。

それって行き過ぎると逆効果じゃない?
使わない物は捨てる!シンプルな暮らし!に縛られて余計ストレスになるんじゃない?
ストレスから解放されるのが目的でしょ?

「本当に必要なもの、本当に価値のあるもの」
これも本来は、溢れるモノの中で『生活』にとって必要で価値のあるモノ、っていう意味のはず。

家のそこかしこに山ほどボールペンやら色ペンがあるよりも、
1本でいいから場所をちゃんと決めて置いてあげればスッキリするよ、的な。

使わない食器は処分して、使う食器だけを残すとスッキリ。

それで良いペン、良い食器の価値が浮かびあがるかと言うとそれは別の問題。
『モノ』の良さは比較して色々使ってみないと分からんに決まってる。
必要なモノしか置かないからモノを厳選するようになって結果価値が浮かびあがる、
という話もあるみたいだけど、違う。
持ってないと、所有して使わないと、比較しないとモノの良さなんて分からない。
モノ自体の価値はたくさん持ってて比較するからこそ分かる事。

モノを手放すことでモノ自体の価値が浮かびあがる事なんて絶対ない。

断捨離のいう
「モノへの執着」は、勿体ない精神に置き換えると分かり易い。
勿体ないから何でも置いておこう、はよくない。

好きなモノへの執着まで無くしたらシンプルにつまらなくなる。



もう1つ。
物質として「そこに有るモノ」には質量とは別にパワーがある。
場所を取るっていうマイナスの分だけ、プラスに働く力がある。

ほとんど読み直す事はないかもしれない大量の本。
置いてると邪魔かもしれないけど、無くなると喪失感が凄い。

「本は読まなくても置いてるだけで半分読んだようなモノ」

これも同じ意味。
そこにあるだけで違う本を読むモチベーションになったりもする。
置いてるだけでも意味があるんだな、と実感。

モノ作りは言うまでもなく、日々の生活でも外からの刺激は多ければ多いほうが生活は面白くなる。
人との出会いもそう。たくさんのモノに触れる事もそう。

そこに有るだけでモノは刺激をくれる。


好きなモノに囲まれた環境がお店に出来たんだけど、
至福です。何でもできるような気がする。 


CDもレコードも本も、全部データ化する事だってできる。
これ全部、PC1台とHDで収まる。
省スペースでスッキリ。
さて、それは本当に良い事なんでしょうか?

おじさんみたいな物言いになるけど、
若い世代がモノへの執着が薄いという話。仕方のない事だと思う。

もしも自分が10代の時に数千枚のレコードやCDが
何千冊の本が、急に無料で手に入っていたとしたら
こんなにのめり込む事もなかったと思うし、データ化してスマートにしたいと思うんじゃないかな。

それって検索したらネットで何でも聴ける、見れる、読める、今の現状とほぼ同じ。

執着するには理由と過程があるんだけどそれが無くなる。
オンラインで全部持ってるし知ってるから。


図書館やレコード屋、服屋さん、雑貨屋さんに行った時のウキウキする感じ。
あれって絶対、『モノ』の持ってる力なんだと思う。
紙で読むのとPCで読むのと、比べると読解力に差が出るっていうデータもあるみたいで、
それもモノの持ってる力。


『本当に必要なもの、本当に価値のあるもの』

生活にとって必要かは別にして、自分にとって必要で価値があるモノとその価値は

執着できるモノ、好きなモノがたくさんあって、それに囲まれた環境から浮かび上がる。


 モノへの執着が豊かな生活と心の安定・向上を促し
 使うか使わないかは別として好きなモノに囲まれる事で
本当に必要なモノ、本当に価値のあるモノがさらに浮かび上がってきます。


っていう「脱・断捨離」が広まって、
スッキリしなくてもいいから好きな家具に囲まれたい!
って人が増えたらいいな。

などと、正月からグダグダでした。



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