2013/07/05

BBQと149回芥川賞

BBQしてきました。



河内長野と和歌山の境目、滝畑ダム近くの光滝寺キャンプ場。
チェアとソファ、原木をテーブルに。
家具造りで出た端材も持っていって。
前からやりたかったので大満足。
リフレッシュしてまた頑張るぞ!
となる予定が、まったりした感じがなかなか抜けず。

いつもお世話になってます、
cafe unjiさんが食材やお皿やマグまで持ってきてくれて、
ご飯は美味しいのは勿論、
食材以外は何にもゴミが出ない。
良い感じ。

打ち合わせするわけでもなく、
自然とそんな感じになるって素敵。

またやりたい。
またやります。






昨日、芥川賞の候補作が発表されました。

■第149回芥川龍之介賞 候補作品

  いとうせいこう『想像ラジオ』文藝春号
  戌井昭人『すっぽん心中』新潮1月号
  鶴川健吉『すなまわり』文學界6月号
  藤野可織『爪と目』新潮4月号
  山下澄人『砂漠ダンス』文藝夏号


http://yanagi-woodworks.blogspot.jp/2013/06/149-25-pigdw7523-wiki-149-cobo-fuji.html

作品的中1つだけ。作家でも2人だけ。
当たらんなー。。

鶴川さん以外は一応候補の候補には入ってるから惜しいとこ。
本谷さんが外れるのも当たったのになー。

いとうせいこうが『ノーライフキング」を書いたのが1988年。25年前。
受賞はしなかったけど三島賞候補にもなってて、
いくら久々の小説で評判も良いとはいえ、さすがに新人の枠には入らんと思ったのに。
ちょっと話題性先行な気がする。
それでも「候補作でどれが面白い?」って聞かれたらダントツで『想像ラジオ』です。
受賞はしないと思う。

戌井さんはチェック漏れ。

山下さんは『歌え、牛に踏まれしもの』のほうが良いと思うんだけどなー。

言い訳終わり。
受賞予想は候補作読み直してまた後で。

上半期で一番好きだったのは↓です。
 松家仁之 「沈むフランシス」 新潮6月号
 
 

文学的に優れているとか、文章力、表現力がどうとか、「文学って何だ?」とか、
未だに全然分かりません。

自分好み、っていう尺度は勿論あるんだけどそれも予想にはあんまり関係なくて、
じゃあ予想の為に面白くもない、意味の分からんものを読んでるのかというと、
うん。そうかもしれない。

読書について書いた本が好きでして、積読について書かれたある本に

「積読をしない人は読書好きだとは言えない。だってそれ、読みたい本しか読んでないんでしょ」

みたいな箇所があって、ビビッときた。
むしろ面白くないと思う本読むほうが発見は多い。なんで好きになれないのか、考える。
読んでイライラする本とかも。それだけ感情揺さぶられる理由は何だ?って考える。


もう1つ、同じ本に
「本は背表紙を眺めるだけで半分読んだようなもの」
って箇所もあって、これも大好き。

全集なんて買ってもほとんど読まないんだけど、高い値段出して揃えて、本棚に並べるだけでモチベーションが上がる。
この作家が好きだ!っていう意思表明みたいな。それだけで意味はある。

「知っている」と「所有」しているは全然違って、
「データ」と「モノ」の違いも、本質はそこにあるような気がします。

「データ化してパソコンに入っている音源を持ってる」
「レコードで全部持ってる」

どっちも同じように聞けるし持ってる事に変わりはないけど、やっぱり違う。
場所も取るしお金もかかるけど、モノとして所有する事にはそれだけメリットがある。

これをこじらすと
「オリジナルじゃないとダメ」とか「ボーナストラックの為に輸入盤と国内盤両方買う」とか
「初版本が欲しい」とか「ジャケ違いで同じLP3枚持ってます」とか
「文芸誌とハードカバーと文庫、全部揃った」 みたいな事になるわけで…

断捨離? うるせーよ。
物への執着から離れた生活が人生に調和をもたらす?
モノへの執着は愛情。本当に好きだと言えるモノがたくさんあるほうが楽しいでしょうが。
そのためには絶対に「持って」ないとダメ。

と、思うんだけど古いのかなー。


長くなりました。家具の事はまた後日。

明日 7/6(土)は午前中納品のため、14時OPENになります。


 〒586-0021 大阪府河内長野市原町4-1-30
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